カラーネガフィルムの自家現像

写真を始めた頃にはすでに自宅でカラーネガフィルムの現像が可能でしたが、白黒現像を始めたばかりで、あまり興味は無かったですね。それと、印画紙に焼き付けるのに装置が高価だったし、DPEショップも今と違い沢山あり、時間だって半日も掛からずに仕上がっていましたので、さほど必要性も感じませんでした。

現在は、フィルムで撮るなんて変わり者の趣味みたいになってる感があるし、フィルムも薬品もネットでしか買えない状況です。
ただ、昔と違って、フィルムを現像すればスキャナーもあるし、絶対紙に焼かなければいけないってこともないので、カラーネガフィルムの現像をやってみることにしました。

それともう一つの理由は、時間と費用が掛かりすぎるという点です。最低で一週間、1本当り800円から900円くらいでしょうか?CDに焼いてもらってゴミ取りのできた素敵な画が得られるのですが…。



さて、薬品です。ローライのDigibase C-41 READY KITと言うのを購入しました。
説明書によると、14本くらいのフィルムを現像可能とのことです。0.5リッターなので、1回には半分しか使わないので、28本くらいは現像出来そうです。送料込みで4850円でしたので、大体180円くらいですね。金額もですが、自分のタイミングで現像できるのが一番の魅力です。

タンクは白黒フィルム用と兼用できますので、薬品のみの購入で済みました。使用済みの薬品はペットボトルで保管します。1度現像したら色がすっかり変わります。
(追記:ペットボトルで暗所に保存していましたが、現像液が感光したようで使用不能になりましたので、本来の容器に戻すことにしました。)

現像は、白黒の温度管理よりカラーの方が楽でした。水温は30度~25度のあいだで時間を選べば、途中の温度管理は室温を一定に保っていれば問題ありませんでした。今、夏なので良かったかもしれません。

僕は28度で、前浴(蒸留水)3分、現像10分、漂白5分、定着6分くらいで、QWとドライウエルを使いました。
初めてのカラー現像でしたので、ちょっと緊張しましたが、どうやら上手くいきました。カメラは、KIEV4AMでフィルムはロモグラフィー100です。
このKIEV、2回目の使用なのですが、操作のフィーリングがイマイチで、どうもしっくりきません。多分、もう使わないかもしれません。

ロモグラフィー100っぽい色と思えばそんな感じでしょうか?
次はフジカラーで試そうかと思います。














KIEVに限らず、ロシアのカメラはフィルム装填を慎重にやらないといけませんね。キャノンやニコンの感覚でやると失敗します。
ダークバッグの中で、フィルムに異常を感じたのですが、そのまま巻き込んで現像しました。
こんな感じになってたのです。



この前後のを見てみると、コマとコマの間の間隔がまちまちでした。微妙に斜めに進んで行ったのかもしれませんね。
この切れたフィルムの前後の写真、面白かったのでアップします。






最後までご覧いただきありがとうございます。
現像云々の前にもっと考えて撮らないとダメですねぇ・・・

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